虹のしくみ — 雨粒の屈折・分散と42°の謎
高2 ✦ 物理 ✦ 波動 ✦ 光の屈折と分散·高2物理・波動
動かす前に — どうなると思う?
空気から水に入る光は、境界でどちらに曲がる?
ヒント: 速くなる?遅くなる?密な水の中では…
入射角 θᵢ59°
屈折率 n1.334
偏角 D138.0°
虹角(最小偏角 ✦)42.0°
中央の円は雨つぶ1個の拡大断面です。〈入射点〉=光が当たる高さ、〈波長〉=光の色。動かすと太い光線の「出口の角度」が変わり、色ごとに角度がずれて虹が7色に分かれます。
空の虹(太陽の高さで見え方が変わる)
太陽の高さ(高度)°
低い太陽(朝夕)ほど虹は大きく、約42°より高いと消える✅ 虹が見える(太陽高度 20°)
太陽の高さを変えると、虹が地平線から出たり沈んだりします。太陽が約42°より高いと虹は地平線の下に隠れて見えません=真昼に虹が出にくく、朝や夕方に出やすい理由です。
虹って、空のどこにある?
その 1虹は空のある一点にあるのではなく、太陽を背にした自分の影の先(対日点)を中心に、約42°の円すいの上に見えます。だから近づいても逃げていくし、 見えている虹は人ごとに少しずつ違う「自分だけの虹」です。
なぜ色が分かれる? — 屈折と分散
その 2- 雨粒に入った光は屈折→反射→屈折で曲がる。曲がりの合計が偏角 D。
- 水の屈折率は色(波長)でわずかに違うので、 赤と紫が別の角度で出てくる(分散)。
- 偏角が最小になる入射点に光が集まり、その角度だけ明るく光ります。
このページで何ができる?
その 3- 入射点の高さ b/Rを動かして、雨粒の中の光路と偏角の変化を見る。
- 波長(色)を変えて、赤と紫が別の角度で出る=色が分かれる様子を見る。
- 反射回数を 2 にすると、約51°の副虹が現れ、色順が逆になる。
- 偏角グラフで、なぜ42°だけ明るいのか(最小偏角)を確かめる。

