ストロボ錯視と標本化 — 回る羽根が止まって見えるわけ
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動かす前に — どうなると思う?
回る扇風機を一定間隔の光(動画のコマ)で見ると、羽根はどう見える?
ヒント: 光った瞬間だけ=コマとコマの間の動きは見えない。羽根が前の羽根の場所に来たら?
実回転(本当)600 rpm
見かけほぼ静止
半透明のブレ=本当の回転(速いほどブレて止められない)、はっきり=ストロボで見える像(止まる・逆回転)
実回転数600 rpm
見かけの回転止まって見える
ナイキスト判定⚠ 折り返し発生fs 30 Hz / 2·f羽根 60 Hz
回っているのに、止まって見える
その 1速く回る扇風機を、動画で撮ったり、ちらつく照明の下で見たりすると、羽根が止まって見えたり、ゆっくり逆回転して見えたりします。羽根は本当はちゃんと回っているのに、です。これはストロボ錯視(ワゴンホイール効果)と呼ばれ、その正体は標本化——連続した動きを、一定の間隔で「標本(サンプル)」にとって見ているからです。
標本にとる=コマ取り・点滅
その 2- スマホ動画は1秒を数十枚のコマに区切って記録する。コマとコマの間の動きは写らない。
- ちらつく照明(蛍光灯・LED)は見えない速さで点滅していて、光った瞬間だけが見える。
- どちらも「一定間隔で標本にとる」という同じこと。羽根が1枚分ちょうど回るたびに標本をとると、 別の羽根が同じ場所に来て止まって見える。
このページで何ができる?
その 3- 回転数と標本化のしかた(動画のコマ数/点滅回数 fs)を動かして、 止まる→逆回転→順回転の切り替わりを見る。
- 実回転のゴーストを重ねて「本当は速く回っている」ことを同時に確かめる。
- ナイキスト判定メーターで、fs を回転の2倍より上げると正しく見えるようになる(標本化定理)ことを体感する。
- 扇風機・車のホイール・プロペラを切り替え、羽根の枚数で条件が変わるのを確かめる。
- 画面は点滅させない設計(光のちらつきが苦手な人も安心)。一時停止するとコマ送りになり、標本を1コマずつ送って 「止まって見える理由」を自分の目で確かめられる。

